管理栄養士の方、管理栄養士では無い方、
「管理栄養士」
と聞いて何をする人かイメージ出来ますか?
「給食のおばちゃん」
「栄養のプロ」
「食事指導をする人」
「料理を作る人」
「食のスペシャリスト」
「病院で栄養指導をする人」
「テレビや雑誌で活躍する人」
こういったイメージでしょうか?
どれも仕事として実際あるものなので
正解と言えるでしょう。
しかし、この中で
「管理栄養士にしか出来ないこと」
はいくつあるでしょうか?
「病院で栄養指導をする人」
は管理栄養士がメインの仕事です。
「栄養のプロ」「食事指導をする人」
も管理栄養士だからできる仕事といえるでしょう。
その他にも、企業、保育園、行政、ダイエット、特別養護老人ホーム、給食会社、食品開発等で活躍する人もいて管理栄養士にしか出来ないことは沢山あります。
しかし、その中で働いていても
はたしてこれは、管理栄養士にしか出来ないこと?
と感じることもあります。
例えば、
管理栄養士を求めて採用する割に「栄養」という分野に全く価値を感じていない会社。献立作成に携われず調理のみのお仕事。せっかく栄養バランスを考えても、単価や売上ばかりを重要視し、バランスの悪い食事を提供する会社。
私は、
管理栄養士ではなくても出来ること
を行うことに疑問を感じます。
もちろんその会社や仕事を否定するつもりは全くありません。あくまでも個人的な気持ちです。
他の仕事がしてみたい場合は、管理栄養士でい続ける必要もないと思います。
ただ、せっかく4年間の大学を卒業して、国家資格を受けて管理栄養士の資格を取ったのです。
管理栄養士として仕事をするのであれば
管理栄養士にしかできないこと
にこだわりたい。
管理栄養士としての価値を管理栄養士である自分自身が見失ってはいけない。
そう思います。
管理栄養士とは、
・傷病者に対する療養のために必要な栄養の指導
・個人の身体の状況や栄養状態等に応じた高度な専門的知識及び技術を必要と要する健康の保持増進のための栄養の指導
・特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況などに応じた特別な配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導
などを行うこどを業とする者をいう。
(栄養士法より)
このことを忘れずにいたい。
私が今回の記事を書こうと思ったのは、
管理栄養士って何をする人だっけ?
と迷った時に見返したいと思ったから。
管理栄養士のうちの一人として、この資格の価値を上げていきたいです。