こんばんは、管理栄養士のりなです。
今日は、「味噌汁の力」をお伝えしていきます。
味噌汁は身体に良い
それは大抵の人がなんとなく知っていることだと思います。
そう、
味噌汁はほんとうに身体に良いのです!
どうして身体に良いのか?
1つは、味噌の原材料に「大豆」が使われているためです。
大豆は、とても良質なたんぱく源です。
(たんぱく質は3大栄養素の1つで、血や筋肉のもとになる栄養素です。)
さらにそのたんぱく質は、女性ホルモンに似た働きをもつ大豆イソフラボンを含み、
GABAも含み、ストレス抑制効果やダイエット効果も見込まれます。
2つめは、味噌は「発酵食品」だからです。
発酵食品は腸に含まれる善玉菌を増やして、腸内環境を整えてくれます。
腸内環境が整うことで、肌トラブルも防ぎ、身体の健康を導きます。
3つめは、手軽に「栄養バランス」を整えられるからです。
一般的な味噌汁の具である、豆腐やお揚げは、良質なたんぱく源となり、
わかめ、きのこ類、玉ねぎ、人参、白菜、などからは、ビタミン・ミネラル・食物繊維が摂取できます。
これらは、普段不足しがちな栄養素ですので、
味噌汁は野菜不足を解消し、栄養バランスを整えることにとても最適です。
そんな身体に良い味噌汁は夕食だけではなく、
朝食に取り入れることをお勧めします!
理由は、上記に挙げた、身体に良い理由に加えて
「朝のスイッチをオン」
にしてくれるからです。
朝味噌汁を飲むことで、体温が上昇し、体を目覚めさせてくれます。
朝にたんぱく質を取り入れることで、自立神経のうちの交感神経のスイッチがオンになります。
これだけでも味噌汁がとても身体に良いことが分かってきましたが、
味噌汁を毎日作るのって、なんだかハードルが高くて大変ですよね……
そんなときは
下記の工夫をおススメいたします。
①「無添加の即席みそ汁」の利用
⇒インスタントの味噌汁の活用も十分活用できます。
そこに、豆腐や乾燥わかめを入れると栄養バランスもととのいます。
ただし、化学調味料や合成添加物を使用していない、ちょっと高級な即席みそ汁を選びましょう。
もしくは
②「味噌」と「切り干し大根や乾燥わかめなどの乾物」の2種類の利用
⇒だし汁をとるのが大変という場合に、顆粒の簡易だし汁を用いることがありますが、それは添加物が多いため、頻繁に活用することはおすすめできません。
そこで、乾物を利用することにより、乾物に含まれているダシを活用することができます。
コップに味噌と乾物を入れ、熱湯をかけるだけで完成します。
いかがでしょうか。是非明日の食卓からでも少しづつお味噌汁を取り入れてみてくださいね。
参考文献
・美人はコレを食べている。食べるほど綺麗になる食事法
著者 木下あおい
・女性ホルモンがつくる、キレイの秘密
著者 松村圭子